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ピッピが永眠しました
貫洞です。愛鳥ピッピが9/15に永眠しました。13歳と3ヶ月でした。偶然にも予約ののキャンセルが出て、手のひらで抱いてやり見送る事が出来ました。
ピッピは私が20歳の時に一人暮らしで初めて飼ったペットです。ピッピがきっかけで動物業界に入りました。今の私があるのはピッピのおかげです。
これは赤ちゃんの頃のピッピです。鼻がまだピンク色でしょう!可愛いかったな〜、初めて会った時のこの子だ!っていう感覚を今でも覚えています。
昔の写真を掘り起こしてみると、ほぼほぼなんか食べてるんですよね笑 体調悪くてもりんごを食べれば次の日には元気になってて、本当に不死身なんじゃないかと思ってました。
ピッピはとっても面白い性格で、人間だと西田敏行みたいな感じで2枚目って言うよりは3枚目キャラでした。
お喋りで「ピッピちゃ〜ん、ピッピちゃ〜ん」って喋るんですけどなんか鈍って変なイントネーションだったし!
ピッピの三大事件と言えば、やっぱりぶっちぎりの一位は9年前の電線で高速ヘッドバンキング事件ですね。あれは本当に気を失いかけました。
玄関から不注意で飛んで逃げてしまって、いつもなら目が合えば必ず呼んでなくても飛んできてましたが、電線の上で高速ヘッドバンキングをしながら雄叫びをあげていたんですよ。あの姿は本当に忘れられませんね、唖然としました!笑
私がアパートの屋根に無理矢理登り、呼ぶとドヤ顔でポーズを決めてました。 1時間ほど踊り狂った後、200メートル程飛んでいき、自転車のハンドルに乗ってる所を捕獲したんです。まじで心臓飛び出るかと思いましたね。
ピッピは今までに3人奥さん貰って、一番目はポッポちゃん、2番目はキキちゃん、三番目がおぺぺちゃんと言うんですが、おぺぺちゃんが卵を突然産みまして、それならばと巣箱を用意して今か今かと待ち構えてました。
それは日曜の昼下がりに突然始まり、あ!!!っと旦那と騒いでる中、おぺぺちゃんに突かれながらも頑張っていたピッピ…あれは衝撃でした。私の愛しのピッピがエロ魔神と化していたのです!!なんとも言い難い複雑な心境でした笑
残念ながら3個産んだ卵は還らず失敗でしたが、もし産まれていたらどんな子達だったんだろう
第3位はまさかの50グラム超え、横綱事件ですね。あれは腹抱えて笑いました。
通常35〜40グラム程の体重のセキセイですが、とにかく食欲が凄くてですね、ちょっと重いなとは思ってましたけど、測ってみたら50グラム!!人間で言えば100キロ超えってとこでしょうか。小鳥の病院で先生が体重を何度も測り直していたのが笑えて笑えて。小錦だ、横綱だと先生も驚いてました笑
ちょうどおぺぺちゃんとの巣引き中で、メスが巣箱にこもるので通常はオスが一度自分が食べたご飯をメスに口移しであげるんですけど、食いしん坊のピッピはまさかの2人分を独り占めでブクブクに太ったわけです。
あの時の貫禄は凄いものがありましたね笑
ヘレンとも仲良しで一緒に遊んだり、毛づくろいもしてたね。一緒にお花見にも行ったね。
ナルシスト過ぎて鏡に映る自分にご飯をプレゼントしてばかりいるので(発情させすぎると良くないので)、とにかく姿が映るものをかくしたりね。
音楽に合わせて一緒に踊ったり歌ったり。私が体調悪い時はピッピも食べなくなったり。私と一心同体だったね。
振り返ると楽しかったことばかりでした。きっとこの先こんなインコに出会うことはないでしょう。
炊きたてご飯の匂いの頭、ポカポカの足、綺麗な羽根の色、目があった時の嬉しそうな顔、ずっと忘れないよ。ありがとうねピッピ。